妙観派2−1


藤井伝一 系

 この系統からは、佐川曽一[明暦2]、長谷川こん一[延宝4]、清水みゑ一[正徳2]らの職惣検校が出ている。 小野川るい一[貞享2]の師匠・秋山勾当は、弟子よりも9年遅れて秋山た一[元禄7]として検校に登官している。 正木い一[貞享2]は享保7年(1722)、検校になって38年目の二老の時、職検校・池川是一(妙観派3−1)とともに不座、吉谷かん一[元禄15]は、検校35年目の元文元年(1736)、手代さの一の事件に関与して、時の三老の地位にありながら不座となった。


藤井でん一
安沢ほう一 河内きげん一
[慶長18]
曽我野あい一岡野りやう一中川ぶん一
[万治3]

長谷川こん一
[延宝4]
間部せい一
[享保17]
植冨あこ一
[寛保元]
 

雨谷すん一
[享保18]×
[元文4帰]
雨富すが一
[宝暦6]
妙観派2−2
(A)
 
小泉右近一
(谷川〜)
[宝暦8]
 
吉川さん一
[慶安4]
秋山た一
[元禄7]
小野川るい一
[貞享2]
 
連川かね一
[宝永4]
朝川きよ一
[宝永4]
 
竹内るい一
(梅野井〜)
[享保19]
 
高橋ゑ一
[正徳元]
 
遠山よ一
[寛永16]
 
大関ぜん一
[承応2]
 
小林かん一
[元和3]
中村つね一
[万治2]
 
竹森にん一
[寛文2]
田村にん一
[元禄10]
富岡た一
[享保19]
山澄ちの一
[寛延4]
*紀伊 ◎
間所つう一
[安永3]
妙観派2−2
(B)
 
七尾入ぶ一
[宝暦元]
 
大沢とき一
[元禄11]
 
吉谷かん一
[元禄15] ×
瀬山りゆ一
[寛保元]
 
五十島 勾当高崎部一
[明和元]
妙観派2−2
(C)
 
安沢じゆき一
[正徳3]
 
藤岡きよ一
[寛文8]
 
村田じん一 平瀬むね一
[明暦3]
正木い一
[貞享2] ×

清水みゑ一
[正徳2]
吉尾きか一
[寛延4]
 
音永ひこ一
[明和3]

小名木熊一
[安永2]
川西しんの一
[安永2]×
妙観派2−2
(D)
 
乾とみ一
[正徳2]
 
竹山せつ一
(正木〜)
[正徳3]
竹山ときの一
[寛延3]
*江戸 △
竹山鍬一
[安永6]
妙観派2−2
(E)
 
石岡 勾当
佐川曽一
[明暦2]
岩瀬くわん一
[寛文9]
 
砂川みん一
[正徳2]
山内げん一
[享保20]
藤井とよみ一
[明和元]
 
*尾張
鈴鹿えき一
[明和5]
 
佐尾島ち一
[正徳2]
 


《2012年10月》

当道系図

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