若松東一(とういち)


 師堂派。坊主・皆川しゅい一。元禄13年(1700)正月元日権成。 享保19年(1734)10月、岩永検校隠居により51代職検校。 同21年(1736)2月22日、島浦惣検校隠居により江戸惣検校が廃止されたため、同月28日、惣検校を兼ねて職惣検校となる。 同年(元文と改元)7月11日隠居。
元文2年(1737)4月19日歿。法名・了照院明誉光山眼入居士。(『職邸霊簿』)

 江戸惣検校が廃止されて最初の職惣検校となったことによるものか、『表控』では冒頭に記載されている。
 『三代関』には都名の記載を欠く。『表控』では「東一」。


《2016年1月》

検校列伝

当道