塩小路慶一(けいいち)


 永享8年(1436)6月15日歿。法名・聞天道声大徳。

 一方流惣検校。師堂・妙観両派の祖師。一方流の系譜は、覚一 → 定一 → 慶一 と継承され、塩小路慶一は明石覚一の孫弟子にあたる。 『教言卿記』応永4年(1407)に「惣検校慶一」とあるのが文献上における惣検校の初見で、惣検校となったことが確実とみられる最初の人物である。 当道の伝承では、明石覚一を継いだ2代総検校とされている。


《2011年6月》

検校列伝

当道