安村頼一(らいいち)


 妙観派。坊主・藤富み一。享保17年(1732)6月19日権成。 明和5年(1768)6月15日、鈴木惣検校隠居により66代職惣検校。同8年(1771)5月2日隠居。
安永8年(1779)5月23日歿。法名・正心院実空光覚篤明大居士。

 箏曲。箏組歌の大幅な整理改正を行う。箏組歌『飛燕の曲』を作曲。宝暦5年(1755)、自作の『飛燕の曲』を含む歌詞集『撫箏雅譜集』を校訂、刊行。 門下に河原崎検校(京都上派)、浦崎検校(京都下派へ)、藤池検校(藤池流)、久村検校(名古屋生田流)、長谷富検校(山田松黒を経て山田流)、石塚検校(大坂新生田流へ)など多数。


安村頼一 外部リンク

  安村検校とは(コトバンク)


《2011年6月》

検校列伝

当道