村尾くう一


 寛文10年(1670)12月26日、周防国の生まれ。
 源照派。坊主・玉井たい一。元禄8年(1695)10月20日、村尾う一として権成。
 享保10年(1725)12月23日歿。

 源照派に伝わる千鳥という琵琶の継承の経緯を記した『琵琶相伝記』を筆録させた人物とみられ、そこに自身の経歴を載せている。 都名は『琵琶相伝記』では「洸一」とある。

 正徳4年の積塔で「老馬」を語っている(『月堂見聞集』)。


《2011年6月》

検校列伝

当道