川口城栄(じょうえい)


 大山方。坊主・安達城じう。寛永元年(1624)12月13日権成。『三代関』所載の都名は「城ゑひ」。

 寛文7年(1667)ごろ七老(寛文7年閏2月11日付久我家文書 = 『続日本盲人史』)。 『三代関』による序列は寛永元年(1624)8月14日権成の渋谷忠一の下であるが、寛文7年の久我家文書では、川口が七老、渋谷が八老と順位が逆転している。

 寛文12年(1672)6月10日の触書(奥村家文書)では二老。同年7月12日の同内容文書では名前がなく、6月に三老だった渋谷忠一が二老となっているので、そのころ歿か。


《2012年1月》

検校列伝

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